【JCJ8月集会①】軍拡の動きに抗う一歩=古川英一

2 months 1 week ago
 来年は戦後80年、私たちは戦争の犠牲の末に築かれた「平和」を守り、次の世代に引き継いでいけるのだろうか。集団的自衛権の事実上の容認、敵基攻撃能力の保持と防衛費の増額、この10年、軍拡へとひた走る政府の動きに、どう抗っていくのか。 こうした問題意識で5年ぶりにJCJが開いたのが8月17日の8月集会だ。 集会では、全体の問題提起という形で核兵器廃絶国際キャンペーンの国際運営委員・会長でピースボートの共同代表の川崎哲さんが基調講演を行った。続いて元NHKディレクターの大森淳郎さん..
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【日韓学生フォーラム】幌加内で現代史学ぶ ダム工事の犠牲者追悼=古川英一

2 months 1 week ago
  日韓の学生、若手記者らが現場を歩く9回目の日韓学生フォーラムは8月下旬の北海道、札幌から北へバスで4時間あまり。車窓に広大な青空と小さな花を咲かせているそば畑が広がる幌加内町の人造湖・朱朱鞠湖を訪れた。  今は観光スポットの湖は戦時中に雨竜ダムがつくられた工事で210人が犠牲になった。うちの45人は朝鮮半島からの人で、その多くが強制連行された人たちとされる。 隣の深川市の住職、殿平義彦さんたちのグループは、今から30年近く前、朱鞠内で遺骨の発掘を始め、後に日韓などの学..
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[B] どうなる?外国人技能実習制度 在日ベトナム人支援の現場から

2 months 1 week ago
これまで開発途上国への技能移転という名目で、実質的には海外からの労働力を得るために使われてきた外国人技能実習制度。働きながらOJTによる技能習熟を目指すとされてきたが、実際は低賃金かつ劣悪な環境下で、技能移転とはほど遠い単純労働を強いられる外国人労働者が多く、実態と建前が乖離する制度の在り方を問題視する声が上がり続けてきた。このような実態を踏まえ、今年6月、同制度に代わる育成就労制度の新設を盛り込んだ法律が国会審議を経て成立。関連法規を整備した後に、2027年から同制度の運用開始が予定されている。技能実習生をとりまく現状と育成就労制度の影響などについて、在日ベトナム人支援に永く携わる「日越ともいき支援会」の吉水慈豊代表に尋ねた。(岩本裕之)
日刊ベリタ

[B] 【主張】袴田事件の無罪確定 問われる再審制度の在り方 えん罪を前提とした制度設計を

2 months 1 week ago
1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件(袴田事件)に関して、死刑判決が確定した後の再審(裁判のやり直し)において、静岡地裁が9月26日に無罪判決を下した。これを受けて、最高検の畝本直美検事総長が10月8日に控訴を断念する意向を示し、袴田巌さん(88)の無罪が確定することとなった。(岩本裕之)
日刊ベリタ