JCA-NETは下記の国際共同声明の賛同団体になりました。カメルーンの状況にも是非関心をもってください。

カメルーンにおけるインターネットアクセスの透明性と継続性を求める公開書簡

2025年10月23日

宛先

郵政・電気通信大臣

国土行政大臣

カメルーン通信事業者各社最高経営責任者

件名:カメルーンにおけるインターネットアクセス透明性確保及び継続性保証の要請

人権及びデジタル権利の擁護に取り組むカメルーン及び国際市民社会の組織・関係団体は、2025年10月23日朝からカメルーン全土確認されたインターネット障害について深刻な懸念を表明します。

このような障害は、市民、ジャーナリスト、企業、組織が自由に通信し情報にアクセスする能力に悪影響を及ぼします。

2025年10月12日実施の大統領選挙結果の公式発表を前に発生したこれらの中断は、市民的空間の意図的な制限およびカメルーン憲法で認められ、市民的及び政治的権利に関する国際規約第19条及び第21条によって保障されている表現・情報・集会の自由という基本的権利の侵害に対する正当な懸念を引き起こすものでもあります。

私たちは以下のことを要請します。

1. カメルーン当局は、これらの障害の原因、範囲、予想される継続期間について明確に、また公開の説明を行ない、インターネットアクセスの即時かつ完全な復旧を保証すること。

2. 通信事業者(MTN、Orange、Nexttel、Camtel)は、障害の技術的または管理上の原因をユーザーに通知し、サービス制限に関する公的命令を受けた場合にはその内容を透明性をもって開示すること。

3. カメルーン政府は、特に大統領選挙結果の公式発表前後の期間において、インターネットや通信プラットフォームへのアクセスを遮断・制限しないことを公に約束すること。

透明性が不可欠な理由

インターネットへの途切れないアクセスは、市民の安全、選挙プロセスの透明性、民主主義への信頼にとって不可欠です。アクセス遮断や制限は不信感を助長し、経済活動を混乱させ、誤情報のリスクを高めるだけです。

署名者一同は、当局・事業者・市民社会間の開かれた対話が、この重要な時期における信頼強化につながると確信しています。

私たちは、デジタルの回復力(レジリエンス)の強化と全てのカメルーンの人々の基本的権利保護に向けた建設的な意見交換に、引き続き応じる用意があります。

署名者(アルファベット順)
Access Now

ADISI-Cameroun

Africa Internet Rights Alliance (AIRA)

Bolo Bhi

CIPESA – Collaboration on International ICT Policy for East and Southern Africa

Committee to Protect Journalists

Digital Access

Digital Rights Kashmir

FAIBATEK

Freedom Forum- Nepal

Human Rights Journalists Network Nigeria

Initiative for Embracing Humanity in Africa (IEHA)

Internet Sans Frontières

JCA-NET(Japan)

Kictanet

Kijiji Yeetu

Kmertech

Life campaign to abolish the death sentence in Kurdistan Network

Maya Smart Enterprise

Ngoscies Enterprise

Opening Central Africa

Organization of the Justice Campaign

Paradigm Initiative (PIN)

Project C

Southeast Asia Freedom of Expression Network (SAFEnet)

Sassoufit collective

SMSWithoutBorders

Tech & Media Convergency (TMC) Internet Governance Tanzania Working Group

West African Digital Rights Defenders Coalition

Women Empower and Mentor All CBO(WEmpower)

出典:https://internetwithoutborders.org/open-letter-transparency-continuity-…