4月8日衆議院本会議で採決されたサイバースパイ・サイバー攻撃法案は18日(金)に参議院本会議で趣旨説明、審議入りとなる模様です。

JCA-NETは、その活動の一環として、インターネット・サービスを提供しています。(※)本法案は、プロバイダーを政府に協力させようとするものであり、サービス・プロバイダーとしての活動を担っている私たちに直接深刻な影響をもたらします。

サイバー領域が国の政治や経済の基幹インフラになり、人々の日常必需品になると同時に、国家安全保障を優先させるサーバー領域の政策が次々に打ち出され、通信の秘密やプライバシーの権利など人々の自由の権利がますます脆弱になってきました。本法案は、違法とされる手法すら用いて警察・自衛隊や通信事業者などがインターネットなど情報通信を利用する私たちの動静をスパイし、必要とあらば、事前・事後を問わずサイバー領域における攻撃を行なうことも可能にするもので、攻撃の応酬を招くものでしかありません。

JCA-NETは、サイバー領域が戦争や監視の道具になることに反対です。また、サイバー領域が国家安全保障に従属したり、企業利益のために利用されることにも反対です。本法案は、日本政府が目指す非軍事領域を含めた戦争体制の構築、あるいは平時を戦時並みに統制しうる国家体制構築の第一歩になるものです。私たちは参議院においても法案を廃案とするために闘います。

(※)JCA-NET規約第3条「JCA-NET は、使いやすい電子ネットワーキングのためのサービスを提供・開発することにより、様々な課題に取り組む市民の活動や、平和、経済、社会公正、人権、環境、持続可能性に関わる世界中の運動を拡大し触発することを目的とする。」

(以上の呼びかけ文はJCA-NETが独自に作成したものです)

参議院議員会館前集会
🔳とき  4月18日(金)10時~
🔳ところ 参議院議員会館前

🔳呼びかけ
「秘密保護法」廃止へ!実行委員会 
共謀罪No!実行委員会
許すな!憲法改悪・市民連絡会
破防法・組対法に反対する共同行動
経済安保法に異議ありキャンペーン
戦争・治安・改憲No!総行動実行委員会
JCA-NET