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JCA-NETからのお知らせ(2025年3月のセミナー予告)
JCA-NET
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2025/3/7
Table of Contents
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1. セミナー1:3月22日(土)15時から サイバースパイ・サイバー攻撃法案批判――能動的サイバー防御とサイバー戦争
2. セミナー2:3月28日(金)19時から 暗号化サービスの弱体化との闘い――私たちにできる対抗手段とは
3. セミナー3:3月31日(月)19時から フォローアップ
4. 参加方法
5. セミナー参加者を中心としてdigital-rightsというメーリングリストが設置されています
1 セミナー1:3月22日(土)15時から サイバースパイ・サイバー攻撃法案批判――能動的サイバー防御とサイバー戦争
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2月のセミナーでは、現在国会に上程されているサイバースパイ・サイバー攻
撃法案(能動的サイバー防御法案などと呼ばれている)のなかの日本によるスパ
イ活動の合法化に関する部分を中心に、その問題点を議論しました。3月は引
き続きこの法案の核心ともいえる日本によるサイバー攻撃に関連する箇所を中
心に、問題点を議論します。
政府は一貫して「サイバー攻撃」という言葉を避け、「敵」によるサイバー攻
撃への防御として、攻撃に用いられるコンピュータ等の「無害化」を実施する
という物語を前面に押し出しています。この点について、政府が法案の説明資
料として公開している文書や米国などが既に実施している「無害化」の実際を
紹介しながら、能動的サイバー防御=サイバー攻撃はサイバー領域を入口とし
た武力紛争のリスクを高めることにしかならないことや私たちの基本的人権で
もあるコミュニケーションの権利を根底から脅かすことになる点についても議
論します。
開催方法:オンライン
(申し込み方法は最後をごらんください)
参考
政府資料(法案、説明資料など)
サイバー安全保障に関する取組(能動的サイバー防御の実現に向けた検討など)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cyber_anzen_hosyo_torikumi/index.html
(共同声明)サイバースパイ・サイバー攻撃法案(サイバー安全保障関連法案)の
廃案を要求します―サイバー戦争ではなくサイバー領域の平和を
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/440
サイバースパイ・サイバー攻撃法案における「無害化」という名のサイバー攻
撃への批判
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2025/03/04/mugaik…
2 セミナー2:3月28日(金)19時から 暗号化サービスの弱体化との闘い――私たちにできる対抗手段とは
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2025年2月初めに米国のワシントンポストが「英国、Appleにユーザーの暗号化
アカウントの監視を命令」というスクープ記事を公開しました。1月に英国の
セキュリティ当局がAppleに対し、世界中のAppleユーザーがクラウドにアップ
ロードしたすべてのコンテンツを英国政府が入手できる内緒の裏口(バックド
ア)の設置を命じたと報じました。この記事は大変大きな反響をもたらしまし
た。
この英国政府の命令は非公開でありAppleにも箝口令が敷かれているので、詳
細は不明なままです。この英国政府の命令では、完全に暗号化されたデータへ
の閲覧能力も要求しており、前例がないものです。この命令に対してAppleは、
命令を遵守して利用者に内緒で「裏口「を設けるか、暗号化サービスをそのも
のを英国では提供しないことを決断するかを迫られましたが、この命令そのも
のを違法として法的対抗手段を講じたとも報じられていおり、事態は流動的で
す。英国のこの命令は2016年捜査権限法に基づき事業者にアクセス権限の提供
を命じたものです。この法律は、法執行当局が必要に応じて企業に証拠収集の
協力を強制することを認めるものとしてこれまでも批判されてきました。
英国のAppleへの命令のような措置については、他の国々の政府も追随しかね
ない状況がみられます。日本の例外ではありません。このセミナーではこうし
た最近の動向を紹介し、セミナーでも繰り返し取り上げてきた暗号化の重要性
とその防御について考えます。
開催方法:オンライン
(申し込み方法は最後をごらんください)
参考
(Washington Post)英国、Appleにユーザーの暗号化アカウントの監視を命令
https://cryptpad.fr/pad/#/2/pad/view/8R-SDn+orv1gA0QQc8IOchtE+mCQjd9NqN…
PIの見解:英国がいかにして皆のセキュリティをより難しいものにしているか
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/hankanshi-info/knowled…
(Proton)捜査権限法案とオンラインプライバシー
https://cryptpad.fr/pad/#/2/pad/view/yijODLEnYn2OXM1bP8S-RG4Q5zfbuzqmnO…
(Financial Times) Apple launches legal challenge to UK ‘back door’
order
https://www.ft.com/content/3d8fe709-f17a-44a6-97ae-f1bbe6d0dccd
3 セミナー3:3月31日(月)19時から フォローアップ
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開催方法:オンライン
(申し込み方法は最後をごらんください)
毎月最後の回は、特にテーマを設けずに、参加者の皆さんが持ち寄った様々な
疑問や質問、あるいは意見などをとりあげながら進めています。毎回のセミナー
では十分に取り上げられなかった課題や消化不良になった話題について、補足
の説明などにあてる場合もあります。今月はXからの離脱のノウハウでは実践
的なテーマをとりあげましたので、その後の対処などでの質問があれば遠慮な
く出してください。サイバー安全保障では、法案に関する最新情報についても
情報交換ができればと思います。また、セミナーでは取り上げていないテーマ
であっても、疑問などがあれば遠慮なく出していただければと思います。
このセミナーではLinuxOSにも力を入れています。初心者の方でLinuxに関連す
る質問などができる場所が限られていますので、ぜひ疑問や質問を持ち寄って
ください。
そのほか技術的なテーマとして、これまでセミナーで取り上げてきたものの一
例。
- XやFacebookに代替するMastodonの使い方
- CryptPadの使い方
- パスワード管理
- Zoomに代替するJitsiを使ったオンライン会議
- 暗号化サービスProtonやTutaのメールサービス
- 機械翻訳の活用(DeepL)
など。
最近の社会・政治的なテーマでセミナーやメーリングリストなどで話題になっ
た事柄の一例。
- 政府による暗号規制
- サイバースパイ・サイバー攻撃法案
- ガザ戦争とIT産業の戦争責任
- 生成AI
- 国連サイバー犯罪条約
- マイナンバーとデジタルID
- ジェンダーとインターネット
など。
4 参加方法
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JCA-NETの会員以外の方でセミナーに初めて参加される方は予約が必要です。
下記の申し込みフォームから申し込んでください。(アクセスに若干時間がか
かるかもしれません)
https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/apps/forms/s/BXnLX26Db8oA…
あるいはメールで申し込む場合は
jcanet-seminar@jca.apc.org
まで以下の各項目を記載して申し込んでください。
申し込み内容
- おなまえ
- メールアドレス
- 参加希望のセミナー番号(複数可)
- 今後もセミナーの案内を希望するばあいは「案内希望」とお書きください。
- セミナーのメーリングリストに参加希望のばあいは「メーリングリスト希望」
とお書きください。
参加費 無料(カンパ大歓迎)
オンラインはJitsi-meetを使用します
オンライン会議室 Jitsi-meetのマニュアル
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/93
Zoomではありません。特別なアプリなど不要です。お使いのブラウザでアクセ
スしていただけます。
JCA-NETの会員メーリングリスト、セミナーメーリングリストに登録されてい
る方は、当日30分前に、メーリングリストからの会議室案内をみてアクセスし
てください。
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余裕のある方は是非カンパを是非よろしくお願いします。
セミナーはJCA-NETの会員の会費で運営されています。
郵便振替口座
JCA-NET (シ゛ェイシーエイ-ネット )
記号番号:00190-3-417584
ゆうちょ銀行〇一九店 417584
5 セミナー参加者を中心としてdigital-rightsというメーリングリストが設置されています
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セミナーで取り上げたトピックなどを中心に、幅広くインターネットにおける
諸問題や、ネットのセキュリティやプライバシー、非営利のオープンソースの
ソフトウェアの導入、あるいは政府や企業の情報通信政策、国際情勢など技術
的なノウハウから社会問題まで様々なトピックの情報交換が行なえます。参加
を希望される方は、
toshi@jca.apc.org
まで、件名に「メーリングリスト参加希望」と書き、メール本文に
おなまえ
配信希望のメールアドレス
を記入して送信してください。登録作業をいたします。
問い合わせ先
小倉利丸(JCA-NET理事)
toshi@jca.apc.org
070-5553-5495